雰囲気が悪くなる様々な要因
職場の雰囲気の良し悪しは仕事のモチベーションにも大きく関係してきます。なぜなら雰囲気が悪いと職場の連帯感も悪く仕事の効率が下がってくるからです。雰囲気が悪くなる原因をいくつか紹介します。
感情の起伏が激しい上司がいる
機嫌が悪い時に周囲に当たり散らしたりするような感情の起伏が激しい上司がいる職場は、機嫌を損ねないようにと気を遣ってびくびくと過ごしているため雰囲気も暗くなってしまいます。また当たり散らされたくないという思いから、いいたいことがあってもなかなかいえない、理不尽にキレられることに対して恐怖心を抱いている、といった人も少なくありません。そのため、始業前や休憩時間など就業時間以外でもシーンと静まっていることが多く、周りとコミュニケーションを取ることも難しくなります。
正当に評価されない
一生懸命仕事をしているのに、要領良く上司の目に留まるようパフォーマンスをしている人の方が高い評価を得ているような職場も雰囲気の良い職場とはいえません。頑張りが認められず正当な評価が下されないことは仕事のモチベーションを下げるだけでなく、職場自体に不信感を抱くきっかけにもなります。
仕事量と人手が見合っていない
仕事量が膨大なのに実際に行う人手がまったく足りていないような状態も雰囲気を悪くしてしまいます。やってもやっても終わりが見えない仕事、それなのに給料は変わらず時間だけがただ削られていくと、疲れが溜まってしまい、だんだんイライラして雰囲気も殺伐としてしまいます。
悪口が飛び交っている
コミュニケーションを取っていたとしても会話の内容がただの悪口だったら気分はあまり良いものではありません。悪口は聞いているだけでも嫌な気持ちになりますし、悪口を言っている人が近くにいると、もしかしたらこの人も悪口を言っているのかもしれないと他人に対して不信感を抱きやすくなってしまい、誰も信じられなくなってしまいます。誰も信じられない職場だなんて、居心地が悪いのも当然です。
ミスが許されない雰囲気
誰しも仕事でミスをする可能性はありますが、ミスが絶対に許されない職場の場合、みんなでミスをカバーし合うのではなく、ミスそのものをしないように気を配っているため、常に緊張したピリピリとした雰囲気になっています。そのような職場でミスをしてしまったらどうなるでしょうか。周りに責められてしまうのではないか、今後仕事を任されず居場所がなくなってしまうのではないか、とさらにびくびくしながら仕事に取り組むことになってしまいます。また、緊張が張り詰めていてピリピリした職場は雑談も許されない傾向があるため、さらに雰囲気も暗くなります。
質問してもそっけない
分からないからこそ質問しているにもかかわらず、「そんなことは自分で調べて」と切り返されてしまっては緊急時にも質問することが難しくなってしまいますし、適切な対処法が分からないままだといつまで経っても同じことの繰り返しになってしまい、成長することもできなくなってしまいます。さらに、成長していないことにイライラされてますますコミュニケーションが取りにくくなってしまう負のスパイラルに陥ってしまう可能性もあります。